公務員試験直前期の過ごし方

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公務員試験において直前期の過ごし方は、極めて重要です。

特にあまり勉強が進んでいない方にとっては、この時期の過ごし方で合否が決まる可能性が高いです。

ここでは、そんな公務員試験の直前期の過ごし方をまとめます。

公務員試験の直前期とは?

公務員試験の直前期に明確な定義があるわけではありませんが、一般的に試験2か月前とすることが多いです。

理由は、そもそも試験における「直前期」とは、試験本番に向けてそれまでとは勉強法を変える期間のことであり、公務員試験において、最後の追い込み期としてやるべきことの量な内容を考えると2カ月というのが適切な期間だと考えられるからです。

例年4月の下旬に国家総合職の一次試験が行われ、5月に入るとさまざまな試験の一次試験が始まります。

よって、5月を本番と考えれば具体的には3月からが直前期ということになります。

公務員試験直前期にやるべき勉強

公務員試験直前の勉強で力を入れるべき点は、以下の2つです

  • 基本論点の復習
  • 時事問題

① 基本論点の復習

基本論点とは、正答率が60%を越えるような標準的な問題のことです。

基本論点は多くの受験生が正答するような問題であるため、本番の試験でこれを落とすことは、他の受験生に差をつけられる結果となり試験の合否を分けることとなります。

一方で、大半の受験生が手をつけられていない応用問題は正答できる受験生はごく一部に留まり、試験の合否を分ける問題とはなりにくいです。

よって、直前期においては得点源となる基本論点の復習でしっかりと足場を固めるべきということになります。

なお、「基本論点」といってもその量は膨大であるため、直近の試験の過去問・頻出論点に集中するのが良いでしょう。

また、過去問と予想問題を多く解くことで実践的なアウトプット学習も兼ねることになります。

② 時事問題

公務員試験の超重要科目が「時事問題」です。

教養試験の「時事」科目のみならず、時事問題は専門・教養のあらゆる科目で多くの出題があります。

公務員試験特有の時事問題は、「時事」であるがゆえに直前期に詰め込む以外にないとも言えます。

合格者のほとんどは、例年2月頃に発売されるその年の試験対応の時事問題対策本で対策を行っています。

また、時事問題の参考書は2~3冊に目を通すことをおすすめします。

理由は、本によって説明の仕方や内容が異なるので、同じニュースや事件などでも理解がより深まりまるからです。

公務員試験直前期にやってはいけない勉強

公務員試験の試験直前期にやるべきことの反対に、やってはいけないこととしては、

  • 新しい参考書を買う
  • 応用問題に学習範囲を広げる
  • 新たに理解系の科目(経済学など)を勉強し始める(※暗記系の時事・刑法・労働法などは直前期からでもOK)

といった、新しいことに手を付け始めることです。

直前期から始めても本試験では得点源にはならないうえに、絶対とるべき基本論点の足場固めがおろそかになり、百害あって一利なしです。

捨てるべき科目や論点は潔く捨てることが、公務員試験合格への近道です。

公務員試験直前期の勉強時間

具体的に公務員試験直前期には、どのくらいの時間勉強すべきなのでしょうか。

それは、ずばり「最低でも8時間以上」です。

なぜならば、例年合格者の約半数が直前期には「10時間以上」、約2割が「8時間以上」、約1割が「9時間以上」勉強しているからです。

そんなに勉強するのかと驚く方もいるかもしれませんが、これが公務員試験の現実です。

むしろ「使える時間は全て勉強に使う」と覚悟を決めて勝負所の直前期に挑むべきといえるでしょう。

公務員試験直前期に勉強以外に気を付けるべきこと

公務員試験の直前期には勉強以外にもやるべきことがあります。

それは、「体調管理」です。

中でも具体的に最も重要なことは

「睡眠をきちんととり、規則正しい生活を送ること。」

です。

勉強時間を優先するあまり睡眠を削ることは、そもそもの勉強の効率を下げることとなり本末転倒の結果となります。

また、睡眠不足は免疫力の低下にもつながり、体調不良で勉強どころではなくなってしまう可能性もあります。

そして、もし試験当日を体調が悪い状態で迎えてしまってはそれまでの努力が水の泡となってしまいます。

なお、「規則正しい生活」とは基本的に朝方の生活を指します。

直前期までは、夜型の勉強生活でもいいのですが、試験本番の時間を考えると直前期には朝方の生活を送ることを強くおすすめします。

まとめ

ここまで見てきたように、公務員試験の直前期の過ごし方は、試験の結果に大きな影響を及ぼします。

あまり勉強が進んでいない方でも、ここで全力投球すれは、大きく点を伸ばすことも可能です。

最後まで諦めずに努力を続け、公務員試験合格を勝ち取ってくださいね!