公務員試験を受けるにあたり、模擬試験を受けるべきかどうか悩まれる方も多いようです。
ここでは、公務員試験における模擬試験の意義を解説していきます。
公務員志望者の中での自分の位置づけがわかる
第一の意義は、模擬試験受験時における自分の位置づけがわかることです。
おおむね、上位3分の1に入れば合格圏内といわれますが、その時点での勉強の進み具合はひとそれぞれなので、参考程度に考えておくのがいいでしょう。
なお、この意義を活かすためにはある程度受験者数の多い模擬試験を受けることが大切なので、模擬試験選びの際には注意してください。
自分の弱点がわかる
自分の弱い分野が明確になることも模擬試験の意義のひとつです。
なお、勉強が進んでいない分野の点数が低いのは当然のことですが、自分では勉強が進んでいると思っている分野で点数が低い場合には、勉強法や勉強時間を見直すなどなにか手を打つ必要があると考えるべきでしょう。
試験本番のシュミレーション
公務員試験は基本的に出題した問題全てを解答することは困難な試験です。
したがって、公務員試験で点数を伸ばすためには、問題を解く順番や時間の配分を最適化すること極めて重要です。
できる問題とできない問題を見極めて、効率的に問題を解くための手順は模擬試験で何度かシュミレーションをしておく必要があります。
自分の勉強法が正しいかどうかの確認
模擬試験の採点結果では問題ごとの正答率が分かるようになっています。
みんなが間違っている問題を解けない分には心配はありませんが、正答率が7割を超えるようないわば「誰でも解ける問題」が不正解だった場合には注意が必要です。
勉強の順番や勉強法が間違っている可能性が高いので修正が必要と考えましょう。
本番の予想問題としての意義
特に時事や小論文に関しては模擬試験の本番で的中することがままあります。
また、模試で的中した問題については、本番では多くの受験生が解ける問題になるので、その問題を落とすリスクを避けるという意味でもメジャーな模試を受けることは重要です。
まとめ
ここまで見てきたように、公務員試験において模試を受けることにはさまざまなメリットがあります。
できれば、年明けくらいの時期から複数の模試を受けることが望ましいでしょう。
時間やお金の制約がある場合には、受験雑誌等の紙上模試などを活用してみてはいかがでしょうか。
いずれにせよ、模試は各受験機関がプライドをかけ、全力で作成しているものなので受けておいて損はないはずですよ!