毎年変わる試験日程
公務員試験は、年度によって日程が異なるため毎年試験スケジュールの確認が必要です。
また、公務員試験は日程さえ重ならければ、いくつでも併願可能です。
試験の出題科目が重なる、同じ職種の公務員試験を複数併願することは、公務員受験生の間では一般的ですが、そのためにも試験日程の把握は必須です。
公務員試験の併願についての基本的な考え方は以下の記事を参考にしてください。
なお、例年公務員志望者の6~7割は民間企業との併願といわれているため、民間企業の面接のことまで考慮すれば、就活のスケジュールはひとりひとり全く異なってくることになります。
一般的な公務員試験の日程
以下に示すのは、一般的な年度の公務員試験のスケジュールと、公務員志望者の大学3年生からの就活スケジュールのモデルです。
大学3年生
- 4月~9月頃
応募予定の自治体や職種の前年の応募要項を確認します。
- 5月~12月頃
志望の自治体や職種を決定し、採用枠や昨年の実績を確認します。
インターンシップがあれば参加を検討しましょう。
- 4月~翌年3月頃
試験勉強と就活準備の期間です。
志望の自治体や職種の過去問を確認し、試験勉強を進ましょう。
面接や就活マナー等の対策も同時に行っていきます。
- 12月~翌年3月頃
国家公務員試験の日程公示されます。
なお、国家公務員試験については人事院の採用情報NAVIで最新情報が確認できます。
大学4年生
国家公務員総合職
- 第1次試験 4月上旬~4月下旬
- 第2次試験 5月上旬~6月中旬
- 合格発表 6月中旬~6月下旬
国家公務員一般職
- 第1次試験 6月中旬~7月中旬
- 第2次試験 7月中旬~8月初頭
- 合格発表 8月上旬~8月下旬
地方公務員上級
【都道府県・政令指定都市】
- 受付開始~第1次試験 4月上旬~5月下旬
- 第2次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
【市町村】
- 受付開始 4月上旬~5月下旬
- 第1次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
地方公務員中級
【都道府県・政令指定都市】
- 受付開始 4月上旬~5月下旬
- 第1次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
【市町村】
- 受付開始 4月上旬~5月下旬
- 第1次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
地方公務員初級
【都道府県・政令指定都市】
- 受付開始~第1次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
【市町村】
- 受付開始~第1次試験~合格発表 6月上旬~8月下旬
公務員試験の勉強については、半数程度の学生が大学3年生の4月~12月に開始しているので、遅くとも3年生のうちには試験勉強を本格化させたいところです。
なお、1割程度の学生が大学2年生から試験勉強を開始、また少数ですが大学1年生から開始している学生もいます。
公務員試験の勉強法については、以下の記事を参考にしてください。