まずは出願先の決定から
公務員試験は出願先により、出題される科目はさまざまです。
したがって、学習に取り掛かる前にまずはどの公務員試験を受けるのかを決定することが先決です。
ホームページなどで、志望先の募集要項を調べれば採用試験実施要項などの中で出題される科目を調べることができます。
公務員試験の2つのパターン
公務員試験は出題内容より大きく2つのパターンに分かれます。
ひとつは、市役所等を中心に、筆記試験が教養科目のみの試験で、もうひとつが国家公務員や県庁を中心として、筆記試験が教養科目プラス専門科目の試験です。
教養科目のみの試験に比べて、専門科目が課される試験は大幅に難易度が上がります。
また、教養試験の内容は基本的に同じなので、試験ごとに異なる対策が必要なのは専門科目ということになります。
公務員試験対策のポイント
公務員試験の勉強を始めるにあたってまずは全体的な試験対策の考え方を説明していきます。
今すぐに取り掛かる
公務員試験の筆記試験は、基本的には暗記中心の学習となっていきます。
したがって、シンプルに学習時間が多ければ多いほど合格の可能性が高まると考えてください。
とはいえ、学習開始時期や一日の中で試験勉強に使える時間により、試験までにどれだけ勉強できるかは人それぞれです。
しかし、どんな人にも共通していえることは、公務員試験の勉強にすぐに取り掛かることはベストな選択となります。
これには、早く勉強を始めればそれだけ学習時間が増えるというだけでなく、学習に着手すること自体が試験に対するモチベーションを高める効果があるからです(※これを作業興奮といいます)。
なので、公務員試験を受けようと思っているのであれば、今すぐに志望先の決定や勉強する科目の選定などの具体的な行動を起こすことが合格への最短ルートです。
勉強できる環境を整える
試験勉強の結果は、学習した時間×学習効率で決まります。
いくら学習時間を積み重ねても、的外れな勉強法では合格レベルに達しないのは言うまでもないことです。
勉強法については、さまざまな情報がネットなどに溢れていますが、自分に合ったものをうまく探し出すのは簡単ではありません。
やはり、実績のある予備校や通信講座を受講するのが、時間の節約にもなり早道です。
また、試験対策期間中はできるだけ勉強に集中できる環境を整えることも非常に重要です。
遊びやアルバイトなどは極力控え、試験に向けて最大限の努力を行いましょう。
目先の誘惑はたくさんあると思いますが、長い目でみればそれがコストパフォーマンスの良い行動だということはご理解いただけると思います。
まとめ
公務員試験対策の学習戦略は、つきつめれば、やるべき学習内容を明確にし、それに向けて効率の良い学習法を知り、必要な勉強時間を確保し実行するというごく当然の内容になります。
学歴要件が無く、年齢要件さえクリアすれば誰にでもチャンスのある公務員試験は、努力したものが報われる公正な試験です。
公務員を志したのであれば、その目標を達成するため、明日からではなく今すぐに具体的なアクションを起こすべきではないでしょうか。